【スパムメールが届きます!どうしてですか!?~スパムメールの現状と対策~】

1.スパムメールとは?

 スパムメールとは、受信者の意向を無視して無差別かつ大量に一括して送信されるメールのことです。

会員制出会い系サイトや会員制アダルトサイト、ねずみ講、マルチ商法、商品の勧誘販売などの宣伝がほとんどで、国内外問わず世界中から発信されています。

「未承諾広告メール」「迷惑メール」」「ジャンクメール(junk mail)」「バルクメール (bulk mail)」と呼ばれることもあります。

 

2.スパムメールの現状について

スパム対策会社「MessageLabs」が発表したデータによりますと、2009年時点で世界中で送信されている全メールの90%以上がスパムメールであるとの指摘をしております。

また、(財)日本産業協会の統計によりますと、日本向けに配信されているスパムのうち、日本国内から配信されたものに比べて日本国外から配信されているものの方が圧倒的に多いとのデータが出ております。

例えば、2011年9月時点のデータとして90%以上が海外から発信されており、そのうち中国・韓国・ロシアの3カ国が30%以上を占めています。

しかも、海外からの配信にもかかわらず日本語メールが多いという悪質な現状があります。

 

3.なぜ海外からのスパムメールが多いのか

 海外からのスパムが多い理由として一概には言えませんが、以下の点が考えられます。

日本国内から配信を行った場合、法律により罰せられるリスク及び配信元を特定される可能性があることが挙げられます。

現在施行されている「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」では、違反した場合に懲役もしくは罰金刑を課せられる刑事罰が適用されます。

また、国内のインターネット接続プロバイダは警察等から配信元情報を特定するための情報開示依頼をうけた場合に、法律に則って開示する義務があります。

しかし、海外の場合ですとその国のインターネット接続プロバイダへ連絡が取れないケースや、国や機関によりましては政府レベルでの対応を必要とする場合もあるため、実質特定するのは難しいのが現状です。

そのため、悪質な業者は海外経由でスパム配信しているケースが多いと言えます。

 

4.スパムメールが届く理由

「特定の人にしかメールアドレスを公開していないため関係ない」、「変なサイトにメールアドレスを登録していないので関係ない」と思われるかもしれませんが、スパム業者はそういった方法に頼らずとも、お客様宛にスパムメールが届くことがあります。

方法の1つとして「aaaaa@xxx.coara.or.jp」~「zzzz@xxx.coara.or.jp」まで相手に届く届かない関係なく総当り攻撃的にメールを送りつけてくるケースがあります。

一見無駄な行為のように見えますが、業者にしてみればメールを送りつけるだけで、実際メールを届いた人の何人かがそのメールに反応を示してくれれば商売として成り立つため残念ながら利用されている方法のひとつです。

また、それを巧妙化するためにBCC(本来の受信者には同内容のメールが転送されたことは通知されない仕組み)を悪用して、ありきたりなメールマガジンであることを装ってスパム配信するケースもあるようです。

このBCCは、本来複数人にメールを送る場合に他の人に第三者のメールアドレスを知られないために活用するなど、通常お使いのメールソフトでも使用できる仕組みです。

さらに、意外と見落としがちな点としてホームページに公開されているメールアドレスが悪用されるケースも考えられます。

お客様が作成されたホームページで趣味の情報や日々の出来事などを掲載し、連絡先としてメールアドレスを載せていることもあるかと思いますが、検索サイトからお客様のサイトを見つけた業者は、サイトを分析してよりピンポイントな情報を送りつけようとしてきます。

例えば、ツーリングが趣味で行った先の写真や記事を掲載してたサイトだった場合、悪質な業者はバイクの販売や買取・保険に関するメールを送ってくる可能性が高いといえます。

しかも、今はそれを自動的に行うツールも存在しますので、悪質な業者は楽にお客様のメールアドレスを手に入れるケースもあります。

 

5.実は知らず知らずのうちにスパムを配信しているケースもあります。

 上記ではスパム業者が自らメールを配信するケースを書いていましたが、悪質な業者は自ら手を下さずにメールを送り付けるケースがあります。

その代表的な例が「コンピュータウイルス」です。

コンピュータウイルスは、コンピュータに被害をもたらす不正なプログラムの一種でありますが、悪質な業者はコンピュータウイルスを作成してそのソフトをばらまく場合があります。

そうすることで、コンピュータウイルスに感染したPCから次から次に勝手にメールを配信し続けてくれるため、悪質な業者にしてみれば楽な方法のひとつとなっています。

そもそもコンピュータウイルスを作成してそれをばらまく行為は、業務妨害罪や器物破損罪など刑事罰に処せられるため、それを実施して業者は多くはありませんが、全くないわけではありません。

通常は、ウイルス対策ソフトを導入しそのままの設定で利用頂くことでほぼ対応できますが、ウイルス対策ソフトを導入してもリアルタイムスキャンをかけていない、定義ファイルの更新を行なっていないなどの場合は、この限りではありません。

例えば、「ウイルス対策ソフトを動かすとパソコンが遅くなるから起動していない」「ウイルス定義ファイルを更新するのに時間がかかるからほとんどやっていない」など思い当たる節がある場合は、念のためご確認ください。

 

5.スパムが届くのをなるべく減らす方法。

上記何点か上げている方法をまとめますと、

・不用意にメールアドレスを登録したり、掲載したりしない

・ウイルス対策ソフトを導入し、定期的なスキャンや定義ファイルの更新を行う。

が挙げられますが、それ以外にも、

・メールソフトの「迷惑メール振り分け」機能を利用する

・ウイルス対策ソフトの「迷惑メール検索」機能を利用する

・Windows update/ソフトウェアアップデートを定期的に実行する

・メールアドレスを英数字や_(アンダーバー)を含めた8文字に変更する

が挙げられます。

メールソフトでの「迷惑メール振り分け」機能やウイルス対策ソフトの「迷惑メール検索」機能について詳細は、お使いのソフトのマニュアルをご参考ください。

それらにあわせて、Windowsをお使いの場合は「Windows update」、MacOSXの場合は「ソフトウェア・アップデート」を実行するようにしてください。

通常の設定であればそれらは自動的に実行されますますが、設定変更を行い無効にされている場合は手動でチェックするように心がけてください。

また、短いメールアドレスやよく使う単語をメールアドレスにしている場合は、総攻撃的におくるスパムの対象アドレスに含まれる可能性が必然的に高くなります。

英数字や_(アンダーバー)を含めて複雑化することで、総攻撃の対象となる可能性が少しでも下がります。

 

6.さいごに

以上のように、スパムメールを防ぐにある程度の自衛策が必要であるとのご説明をさせて頂きましたが、それでもスパムメールを防げない場合があるかと思います。

そういった場合の方法の1つとして、弊社では「コアラウイルスandスパムチェックサービス」をご用意しております。

こちらのサービスをご利用いただきますと、弊社でスパム判定したメールには件名に[COARA-SPAM-CHECK]もしくは[COARA-VIRUS-CHECK]と付与されますので、メールの振り分けがしやすくなります。

こちらのサービスは有料となりますので、詳細の情報はこちらをご確認ください

 

引用サイト:

スパム(メール)-Wikipedia

スパムメールが増加、今や全 Eメールの90%以上に-インターネットコム

迷惑メールの統計-(財)日本産業協会

特定電子メールの送信の適正化等に関する法律-総務省